メンタルへルスケア的、ネガティブシンキング

さいきん、友人から聞いた興味深い話が頭からはなれず、
思考をぐるぐる巡らせています。

その友人は国際的な提携を持っている小さな企業の代表なのですが、
とても面白い研究をしているという。。。

ある巨大な組織をクライアントとしたその研究は、一言で言うと
「インタビューによる発言単語のデータ化による意識の描き出し」。
内容を説明すると、
ある被験者に、自由もしくはテーマを与えて、思いのまま話をしてもらう。
それが10分だったか、2時間だか長さは忘れてしまったけど、
その間に発せられた単語を、文脈は意識せずにただ記録してゆく。
例えば、「好き」が27回、「苦手」が11回、「例えば」が61回、、など。

被験者を変えながら研究を進めるうちに、
面白い傾向がわかったそうです。
それは、「うつ傾向にある人」ほど、楽観的な単語をよく使う。
つまりその人の形成されてきたベースの部分で、
楽観主義的であったことがわかったそうです  。

この結果を聞いてとても面白いと思ったのですが、
たしかに、自分自身の少年期の経験や、
心が辛いというような人の傾向として、
イメージがぴったり合うのです!。

世界は愛にあふれ、みんな自分に優しくて、
努力など必要とせずとも楽しく生きて行ける、、、。
そう信じていた人は、
現実社会、つらくなってしまうことが多いかもしれません。


IMG_6846.jpg
(目黒川歩道 黄色い葉が出始めました)


何年前くらいか忘れましたが、
「ポジティブシンキング」という言葉がとても流行りました。
僕はひねくれているので、それが「バカになれ」と言われているようで、
好きにはなれなかったのですが、ともすると無理やりこの「ポジティブ」
な状態に自分を置こうとすることは、
危険性を生むのではないか、、、。
と感じています。

「明るく前向きな自分にならなくてはいけない」という強迫観念により、
例えば、
・現実とのギャップに苦しむ。
・足元を見ることが出来ず、生きている実感が持てない。

虚無を突いてくる存在に対しても抵抗が弱く、
・非現実的な未来の楽観視により、金融から多額の借金を負う。
・優しくしてくれるホスト(笑)に入れあげ根こそぎ取られる。
・エステで、幻を見せられ根こそぎ取られる。
・占いや宗教で信じた結果、根こそぎ取られる。
などなど、、
安易に期待してしまうことは、危機管理ピンチ、MAXなのです。


「 、、、はじめから別に、そんな明るい未来であるはず、
ないんじゃないの?」

って、思えていたら、もしかして、、、強いかも???


極限状態におけるメンタル防御策としての「ネガティブシンキング」
の例として、
ベトナム戦争時、ベトコンの急襲を恐れていたあるアメリカ兵が
愛用のジッポにこう書いていたそうです。

「俺は敵の銃弾も爆弾も恐れない、なぜなら俺は元々、
 罰当たりな地獄の底の住人だからダゼ。」

日曜日の朝の光りと、ママの作ったクラムチャウダーの香りに
起こされてベッドから出てきた僕が戦争に来ていると思うと、
 気がふれてしまうけど、、。
元々自分を悪魔的な存在だと思えば、死も大したことない、と。


さて宗教。
宗教における「ネガティブシンキング」の利用は、
実はイメージしただけで沢山ありそう。
キリストは杭で両手を打たれ貼り付けの刑に合ってるし、
黙示録などにみられる終末論は古今、人を引き付けるベストセラー。

そして仏教は特に、、、すごいですよね。

「諸行無常 しょぎょうむじょう」
つまり、全てのものは移り変わり、人の成した成果もまた無に帰す。

だとか

「刹那 せつな」
仏教用語における時間の最小単位、
人の一生は刹那的、楽しくとも苦しくとも、どーせ一瞬。

だなんて、、若い頃知って、なんでそんな悲しいことを言うのか?
不思議だったのですが、最近その深みを理解し始めました。

低い所に自分のベースを置いて神羅万象と向き合う時、
期待値の低い、無に近い状態の視点からだと、
人のぬくもり、喜びや感謝のもつ力を、
しっかり感じることが出来るのですね。

みんなに当てはまるかどうかは別だと思いますが、、、

哲学の秋? いや妄想の秋? なワタクシでした(笑)


オステオパシー施術院トリート






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プロフィール

トリートTakezo

Author:トリートTakezo
目黒駅の近くで施術院を開院しています。

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オステオパシーについては力を入れて、
それ以外はのほほんと書いています。

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秋田県角館生まれ
東京育ち
海、山、人が好き 

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